スニペットとSEOの関係

スニペット

【スニペット】とは、検索結果のページに出現するそのサイトの説明文のことを指します。たとえば、【アイドル】のようなワードで検索すると、検索結果にはたくさんのサイトがずらっと出現します。一番上の方にはWikipediaなどが出現するのですが、それより下の方を見てみると、検索ワードに該当するページのタイトルがたくさん出てくることでしょう。

この時のページタイトルとURLの間を見て見ると、【このサイトではアイドルのことを解説します】といったサイトの紹介文があったり、【たとえば現代のアイドルというのは、こうこうこういうものであって…】という、サイト内の文章を適当に抜き出した【要約文】であったりします。

要は、【そのサイトの概要としてふさわしいもの】がスニペットと呼ばれるものであり、検索した人はこのスニペット(サイトの要約文)を見て、サイトを開くか開かないかの判断をするのですが、スニペットが断片的過ぎると、ユーザーはちゃんとした説明文が出現しているサイトに流れてしまうのです。

そもそもスニペット(snippet)とは【抜粋】、【断片】といった意味なので、うまく工夫しないと本当に断片的な説明文が出現してしまいます。そうなるとSEOにとっても悪影響が出てきてしまうのは言わずもがななので、スニペットとSEOの間には、切っても切れない間柄があるのです。

 

スニペットでSEO対策をするには?

【スニペット】は、アクセス数の増減に直結するポイントです。

SEOを成功させる上ではスニペットの工夫が必要不可欠となるのですが、実は各検索エンジンによって、スニペットの決め方に違いがあるので、これからスニペットでSEO対策をされる方はまずその違いを把握しておきましょう。まず、Yahoo!の場合は、ヤフーカテゴリに登録されているかされていないかで、スニペットの仕様が変わります。

ヤフーカテゴリに登録されているサイトの場合は、ヤフーカテゴリのシステム内に登録しているサイト説明文がそのままスニペットになる場合が多いので、適切な説明文が登録されているかどうかをチェックしましょう。また、Googleの場合は、【ODP(Open Directory Project)】と呼ばれるディレクトリに登録された説明文からスニペットを抽出するような形になっています。

ODPに登録されている場合は、ODPが適切な説明文を用意してくれるので便利と言えば便利なのですが、その説明文がSEO向きでない場合もあるので注意しなければなりません。この団体はボランティア団体によって運営ざれているため、変更申請をしても中々スムーズに対応してもらえないこともあります。

また、いざODPを利用したいとなったとしても、彼らのポリシーに反する要素があると弾かれてしまうので、注意しましょう。

 

スニペットを使う際の注意点

「スニペットでSEO対策をするには?」という記事の中では、ODPについてのことを説明しましたが、ではODPに登録されてないサイトはどうなるかというと、実はスニペットが適当な形で作られます。適当なスニペットの代表例としては、検索されたワードの前後の文章を含めた、ブログなどの文章の【抜き出し】です。

サイトの要約というよりかは、本当にただの【抜き出し】なので、スニペットを読んでも釈然としないことも多くあります。また、それらはサイトの説明文として成り立っていないことから、「このサイトは読まなくてもいいや」と抜かされてしまうことになりがちです。

スニペットが漠然とした文章になってしまう場合は、メタタグを使って自分でスニペットの文章を作成しましょう。ODPに登録されていない多くの運営者は、自分の運営するサイトの説明文をメタタグで囲み、SEOに効果的なスニペットを自分で作成した上で検索結果に表示させています。

こういったことをせずにスニペットを放置してしまうと、ユーザーがトップページすら見てくれない事態に発展してしまうので、気をつけなければなりません。スニペットが適切でない場合はしっかりと対策を練り、自分で作成しておくようにしましょう。

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