Yahoo!は、ロボット型でもありディレクトリ型でもある、【ハイブリッド型検索エンジン】を採用しています。
【ハイブリッド型検索エンジン】とは、ロボット型とディレクトリ型の両方の良い部分を組み合わせて作られた【複合型検索エンジン】のこと。
ディレクトリ型では補えない所を補う為に、使われるようになったこの検索エンジンは、次第にディレクトリ型検索エンジンを隅へと追いやるようになります。
そもそも、インターネットというのは100億に届く程の数のページを抱えている空間であり、ディレクトリ型でそれらのページをすべて管理するというのは、非常に難しいことです。
管理が追いつかなくなると、自然とロボット型検索エンジンが市場を圧倒するようになります。
するとそういった流れによって、Yahoo!も選択を迫られるようになったのです。
元々ディレクトリ型検索エンジンを使い続けていたYahoo!も、徐々にロボット型検索エンジンを採用するようになりました。
【YST(Yahoo Search Technology)】と呼ばれるロボット型検索エンジンの自社開発にもいそしむようになり、計画は順調に進むかと思われたのですが…。
しかし、YSTの開発は挫折に終わります。
度重なる修正と開発の繰り返しに追われるようになった米のYahooは、YSTの開発を断念し、マイクロソフトと提携して【Bing】を使うようになりました。
そして日本のYahooは、筆頭株主がソフトバンクであること等の関係から【Google】と手を組むようになります。
つまり、Yahoo!Japanは、ハイブリッド型検索エンジンではあるのですが、Googleの検索エンジン(ロボット型検索エンジン)を採用するようになっており、それによってますますロボット型検索エンジンの割合が高まっているのです。
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