【LPO(ランディングページ最適化)】とは、【Landing Page Optimization】の略称です。和訳すると「ユーザーが着地するであろうページを、正しくて扱いやすいものにしましょう」ということなので、ランディングページ最適化を行うと、コンバージョン(成約率)がさらにアップします。
LPOは、ウェブマーケティングをするために極めて重要となるテクニックです。ランディングページが最適化されていないと、ユーザーは【わたしの求めている情報がないなら、もういいや】、【探しても購入ボタンが見つからないからもういいや】、【写真や文章に魅力を感じないから、他をあたろう】と、その着地ページを離脱してしまいます。
滞在時間(夢中でいてくれる時間)も少なく、直帰率も高いとなると、そのサイトは必然的にコンバージョンを下げてしまうので、赤字が出たり、目標をクリアすることができなかったりということになりかねません。ランディングページには、最低限の工夫を凝らしておくべきです。
魅力的な写真・説明分を置き、ユーザーが求めるであろうボタンをページをパッと開いた時に目に入る場所に置き、見やすいようなデザインに変え…といった工夫をした上で、隅々までチェックすれば、それだけで成約率は上がるのです。
LPOを無視すると、どうなる?
LPOを無視してしまうと、そのサイトにせっかく来てくれたユーザーの期待を裏切る形となるので、離脱率は高いまま、下がることはありません。ランディングページ最適化とは、言わば【ファックスDMの文面をわかりやすくまとめる】ためにあるようなものなので、最適化されてないページに飛ばされるということは、ユーザーからすれば【迷惑なこと】でもあるのです。
せっかく【お客様】が来てくれたからには、最低限の礼儀を尽くさなければなりません。LPO(ランディングページ最適化)は、SEOの支柱とも言える部分です。ここで躓いてしまうと、他の部分にも悪影響が出てきてしまうので、まずは見やすく、選択肢を増やしすぎないようにすることを第一に考えて作ってみましょう。
「何をしたらいいかわからない…。やってみたはいいけど、間違っているような気がする」「サイトを作った後でも、最適化することはできるの?」と悩んでる初心者でも、カンタンに最適化できるようなツールも最近はたくさん出てきています。ランディングページ最適化は、初心者でも比較的カンタンに行うことができるようになっているので、まだやってないという方はぜひとも試してみましょう。
LPOをする上での3つのポイント
LPOを行う上では、リンクメニューを正すことや、テキストを読みやすくすること、バナーをしっかりデザインしておくことなどが重要となります。また、【これだけ押さえておけば、離脱率をグッと押さえ込むことができる】というコツもあるので、これからLPOに取りかかる方は、以下の3点を抑えてみましょう。
- ユーザーとの【約束事】を守る。約束のモノは、着地してすぐに目に入るであろう枠の中に入れておく。約束は必ず果たすようにする。
- ゴチャゴチャさせない。迷わせない工夫を行い、選択肢も必要最小限にまとめる。
- 不安を先回りして打ち消すために、ユーザーの心理を読む。
1.に関してですが、まず、ユーザーがそのランディングページに到着した理由は、外部のページで【ここには、あなたの欲しい情報がありますよ】という約束事を見たからに他なりません。自分のページへたどり着かせたからには、その約束事に応えないと、【裏切られた】と思われてしまいます。ですので、約束事は絶対に守らなければならないのです。
そして2.に関してですが、選択肢が多いと、滞在時間がちょっと増えるだけで最終的には離脱してしまいます。また、【なんかこのサイト怪しい】と不安を抱かせてしまうとさらに離脱率は上がるので、3.を意識することで、ユーザーの心理を掌握することも、SEOを行う上ではかなり重要になるのです。