【ランディングページ(Landing Page)】とは、ユーザーが最初にたどり着いたページのことを意味しています。よく、【ランディングページは、サイトのトップページのことだ】と思い込んでいる方がいるのですが、ランディングページ=トップページというわけではありません。ランディングページは、トップページである場合もあれば、コンテンツの中にある商品の説明ページである場合もあります。
わかりやすく言うとランディングページは、【本で言うところの一番最初のページ】ではなく、【パッと開いたときに目に入ったページ】のことを指すのです。ランディングページは初見のページなので、気を遣って作成する必要があります。「一番大事なのは、中身だから…」と、手を抜いて作ってしまうと、離脱率の高いランディングページが出来上がってしまいますし、離脱率が高いということは成約率が低いということなので、商売が成り立たなくなってしまいます。
何においても、第一印象は重要なので、SEOを成功させるにおいては、ランディングページの工夫が必要不可欠です。ランディングページをおざなりにすると、ユーザーが重要なページを見る前にいなくなってしまうので、注意するようにしましょう。
ランディングページの定義
そもそもランディング(landing)はどういう意味かというと、【スキージャンプの着地】のことであったり、【パラシュートの着地】のことであったりするので、基本的には【着地】と訳される単語だったりします。つまり、Landing Pageとは【最初に訪問・着地したページ】のことを意味しており、トップページのことを指しているわけではないのです。訪問の定義を何とするかによって、ランディングページの定義は変わってしまうのですが、基本的には、最初にアクセスしたページがランディングページなので、どんなページであっても、それが最初にアクセスしたページであれば、ランディングページの定義に当てはまります。
SEO初心者の方は横文字に慣れるまでが大変なので、最初のうちは「ランディングページってよくわからない…」、「何で、ランディングページ=トップページじゃないんだろう…?」と首をかしげがちかもしれませんが、単語を分解して和訳してみると、それによって定義が見えてくるので、わからないSEO用語を見つけた場合は、まず【ランディング】、【ページ】のような形で分けて訳してから意味を捉えるようにしましょう。
ランディングページは、どのように利用するべき?
ランディングページは、サイトの【本当の入り口】です。もちろん、トップページが入り口と考えるのも間違ってはいません。間違ってはいないのですが、実際に他のページからも入ってくるユーザーがいるということは、必ずしもトップページが入り口ではないということ。つまり【入り口になる頻度の高いページが、そのサイトの真なる入り口である】と考えた方が賢明なので、ランディングページにあたるページはとにかく、つかみになる要素をたっぷり詰め込んだ方が良いのです。
ランディングページを作る際は、パッと開いた時に視界に入る部分に重要なものを閉じ込めておく必要があります。商品購入ボタンが思うように見つからないよりも、ランディングページの一番最初に目に入る場所に設置した方が確実に成約率は上がるので、ランディングページを作る際は、【ユーザーがそのページを開いた目的】を把握した上で作り込むようにしましょう。
ランディングページは、ホームページで言うところの【第一印象】です。第一印象を損ねてしまうと、せっかくサイトに到着してくれた人も「なんだ、目的のものがすぐに見つからないや」と離脱してしまうので、成約率がガクンと下がります。逆に第一印象が良いと離脱率はそれだけで一気に下がるので、まずはランディングページを最適化させることから始めてみましょう。